エルブルス山 登山

ヨーロッパ大陸最高峰であり、グルジアとの国境に近いコーカサス山脈に位置するエルブルス山(標高5,642m)に、地元の国際山岳ガイドのイワンと共に登ります。

エルブルス山 登山
  • 9日間
    9日間
  • 2
    「中級」

説明

コーカサス山脈は黒海からカスピ海まで、東西1,200kmに渡って広がっています。その幅は180kmあり、地理的にというだけでなく、民族的あるいは政治的観点から見ても、大国ロシアとコーカサス地方のモザイクのように寄せ集まった小さな国々との間を隔てる境界線の役割を担っています。

中央コーカサス山脈を成す様々な地域の中でも、エルブルス山は特筆に値します。エルブルス山は、標高が高く空気が希薄で天候も変わりやすいために、長い間人を寄せつけなかったにもかかわらず、今ではコーカサス山脈のなかでも最も登山者が訪れる、登山家にとって大変魅力的な場所になっています。

私自身もこの地域と、ここでの特別な登山活動を楽しんでいます。その理由は、次の点にあります。:

  • 素晴らしい風景、コーカサス山脈エルブルス山の南斜面からの美しい眺め
  • 山岳民族の長い伝統が残る地域的な特色
  • 世界7大陸最高峰のひとつ

エルブルス山の登頂には、様々な方法があります。私はまず日程は9日間ほどかけて行うことが大事だと考えます。なぜなら、高度順応、あるいは適応にかかる時間は人それぞれ違いますし、時には天候にも左右されるため、時間をかけることが必要だからです。

エルブルス山はスキーでの登山及び滑降も可能です。ただし通常の場合、4月から5月の間の8日~11日間での登山を予定しています。さらに詳しい情報が必要な場合には、ご遠慮なくお問い合わせください。


Ivan

kmga KMGA
Ivan KMGA Mountain Guide Elbrus

資格:キルギスタン山岳ガイド連盟(KMGA)
居住地:サンクトペテルブルク、ロシア

私はガイド歴15年になります。2014年にKMGA(キルギスタン山岳ガイド連盟)の認定を受けました。KMGAはIFMGA(国際山岳ガイド連盟)に加入することになっています。

今まで、モンブラン、マッターホルン、モンテローザ、クック山、デナリ(マッキンリー山)、旧ソビエト連邦の7,000mの山頂、コーカサス山脈の登攀、米国の新しい登山ルート、ロシアのアルプスの新しいスキールートなどの素晴らしい登山を経験しています。
エルブルス山は私の最も得意とする山です。すべての登山道を把握していますので、スキー登山・滑降であっても歩行登山であっても、標高5,642mの頂上まで皆さんと登山を楽しむことが出来るのは大変光栄です。私の座右の銘は、「道は見つける、無ければ作るのだ」という名将ハンニバルの言葉です。私と一緒に美しいコーカサス山脈へ素晴らしい体験をしに出かけましょう!


データ:

時期 7月– 8月  6月と9月も可能
日数 9 日間
技術レベル PD / 少し難しい– 最も注意しなければならないのは強風や悪視界などの天候、そして高地対策です。参加者は氷の上をアイゼンで歩き、傾斜角40度の氷雪のスロープを登ることができる必要があります。
体力レベル 登頂の日は10~12時間ハイクし、高地の山小屋で4~5日滞在することになります。参加者は1時間に高度差250~300m程度の速さで歩けることが望ましいです。
言語レベル 英語でstop、rest、start、dangerなどの指示が理解できること、そして何か問題がおこった時に伝えることが出来る程度の基礎言語力が必要です。
経験値 冬山におけるアイゼンやアイスピッケルでの登山の経験があれば非常に役立ちます。
人数 ガイド1人に対し、2-3名まで(グループの技術レベルによる)
天候 谷では暖かく晴れていても、山頂は気温が低く強風が吹くことがあります。
保険 突然の病や事故(ヘリコプター等による緊急救助や本国送還費用を含む)がカバーされた旅行保険に加入していることが参加必要条件です。通常の旅行保険の場合、高所は含まれない場合があるので、標高6,000mまでがカバーされていることをご確認ください。
料金 1名あたりの料金は、参加者の人数によって異なります。

  • 参加者2名の場合    1,355ユーロ/人
  • 参加者3名の場合    1,125ユーロ/人
  • 参加者4名の場合      985ユーロ/人
  • 参加者5-6名の場合      885ユーロ/人
  • 参加者7-8名の場合   825ユーロ/人
  • 参加者9名の場合       785ユーロ/人
  • 参加者10名の場合        765 ユーロ/人
  • 参加者11名の場合     755 ユーロ/人
  • 参加者12名の場合     745 ユーロ/人
  • 参加者13名の場合     740 ユーロ/人
  • 参加者14名の場合     735 ユーロ/人
  • 参加者15名の場合     725 ユーロ/人

料金に含まれるもの:

  • ビザ申請に必要な招待状発行費用
  • ホテルでの宿泊費
  • バレル小屋・山小屋での宿泊費
  • エルブルス山地域での食事
  • エルブルス山地域での移動費
  • ガイド手配費
  • バレル小屋・山小屋での料理のため同行するコック(4名以上参加の場合)
  • エルブルス山ロープウェイ移動費
  • 必要な許可証および入山証にかかる費用

料金に含まれないもの:

  • 保険
  • ミネラーリヌィエ・ヴォードィ空港までの往復航空運賃
  • 荷物運搬費
  • 予測不能で起こった早急な撤退費用
  • ビザ費用
  • ポーター費用
  • 雪上車(snowcat)費
  • 個人的な出費
  • 予定されていた出発時間変更のために発生する費用

追加事項:

      • 山頂まで CET"NEVA"山岳ガイド同行 – 1トライにつき300ユーロ
      • 谷のホテルに予定より早く戻る場合 - 1人 1泊 45ユーロ
        (ダブル部屋/食事つき:4名以上参加の場合)
      • コーカサス地域での延泊 - 1人 1泊 65ユーロ
        (ダブル部屋/食事つき:4名以上参加の場合)
      • テレスコルホテルにてシングルルームをご希望の場合は1名につき1泊分15ユーロの追加料金が発生します

行程:

詳細 宿泊 高度差・歩行時間
1日目 ミネラーリヌィエ・ヴォードィ空港到着後、バスで4時間かけてバクサン谷(Baksan valley)のテレスコル(Terskol)の町へ移動します。(海抜約2,000 m)。 テレスコル(Terskol)にてホテル泊 ---
2日目 エルブルス山展望台(標高3,150 m)まで高度順応のための登山をします。地元市場を散策し、土産物や手作りの毛織物製品などをみます。 テレスコル(Terskol)にてホテル泊 1,150m / 5-6時間
3日目 ホテルをチェックアウトし、4 km先のアザウ(Azau:標高2,250m)へ向かいます。アザウはエルブルス山ロープウェイの一番低い駅です。ロープウェイで一番高い場所、ガラ・バシ(Gara- Bashi:標高3,750m)駅に移動します。 ロープウェイは低い位置に2つのキャビンと、高い位置に座って登るリフトの2種類がありますが、後者は天候が悪い時には運航されません。1.5時間ほど高度順応のために歩いて、別のホテル、プリウト・オディナッチ(Priut odinnadtsati:シェルター11番、標高4,050m)まで行き、その後バレル小屋に戻ります。 ボシュキ小屋(Bochki)バレル小屋(Barrels) 高山ホテル、あるいは周辺の他の山小屋に宿泊 300m / 2時間
4日目 高度順応のため、パストゥコフ岩(標高4,650m)まで、あるいはもう少し高く(標高4,700m~4,800m)まで登ります。その後バレル小屋まで戻ります。(3-4 時間の上りと1-1.5時間の下り) バレル小屋での宿泊 900m / 5-6時間
5日目 登頂日。エルブルス山西峰(標高5,642m)、またはエルブルス山東峰(標高5,621m)へ出発。出発時間は午前2時か3時で、登山の総時間は12-14時間となります。 バレル小屋での宿泊 1,900m / 12-14時間
6日目 & 7日目 悪天候の場合の予備日。登頂の前の休憩にあてるか、あるいは氷雪登山のトレーニング用として使用 バレル小屋での宿泊
8日目 テレスコル(Terskol)へ帰着 ホテル泊
9日目 空港までの移動、帰路

追記:
私はヨーロッパ最高峰のエルブルス山(標高5,642m)登頂、ベゼンギ(Bezengui)周辺のトレッキングおよび登山(ロシアで2番目に高いディフタウ峰(Dykh-Tau):標高5,205m)、グルジア共和国から北オセチア共和国までのコーカサス5,000m級の山脈の中で最も東に位置するカズベキ山(Mount Kazbek:標高5,033m)登頂、など、中央コーカサス山脈地域の登山遠征を広く担当しています。この付近の他の登山やスキー滑走について、何かご要望がありましたら、何なりとご相談ください。

装備リスト:

装備名 詳細
リュック 内部/外部フレームのデイパック。ご自身に良く馴染んだリュックですべての装備が収納可能なものをお持ちください。40L程度の大きさがあれば十分です。
ピッケル 歩行用アックス
アイゼン 12本爪で、ヒンジ止めが理想です。クリップオンか、スナップオン形式。
注意:アイゼンがブーツに正しく装着できるかどうかを事前に確認してください。
スキー・ストック
またはトレッキングポール
長さの調節可能なもの
登山用ハーネス ベルトがウェストの上にきちんと締められること、ドロップシートまたは調節可能なレッグループ付きであることを確認してください。
カラビナ 2個(スクリューゲートロック機能付きのもの)
スリング
寝袋 羽毛あるいは合成繊維の中綿で華氏-20°~ 0°で使用可能なもの (摂氏‐29°~‐18°)
ダッフルバッグ 登山用装備一式・服を入れる大きめなものと、街での服などを入れる小さめなもの
防寒用の帽子 合成繊維かウールのもの
日よけ帽
バラクラバ帽(目だし帽)・フェイスマスク
サングラス 濃い、サイドシールド付きの氷河グラス。レンズはUV/IRカット機能付きのもの
ゴーグル スキー用の濃いレンズ(UV/IRプロテクト仕様)
長袖のインナー(上着) 薄手か少し厚手の合繊繊維製。木綿は不可。
薄手のシャツ フリースかウール。インナーと厚手の上着の間に着るためのもの。
厚手のシャツ・ジャケット フリースかウール。厚手の上着でインナーおよびシャツの上に着られるもの。
防水、防風、通気性の良い上着(ハードシェル) ゴアテックス製、または同等のフード付きの上着
防寒ジャケット 保温性のあるダウン中綿、あるいは合成繊維製のフード付きパーカーなど
シャツ トレッキング&ベースキャンプ用
長ズボン・インナー 合成繊維製の薄手あるいは少々厚手のもの
フリース、ウール、合成繊維中綿のズボン ズボンは通気をするときや登山靴・アイゼンの装着時に脱ぎ着が楽なようにサイドファスナーで開けられるようになっているものが適しています。
防水、防風、通気性のよい
長ズボン・オーバーオール(ハードシェル)
ゴアテックス製、または同等の側面に全開できるファスナー付きのもの
ズボン・短パン トレッキング用・ベースキャンプ用
下着 木綿でないもの
手袋・グローブ・ミトン
フリース地のインナー手袋
靴下 合成繊維かウールのものが、最低4足ほどあると良いです。インナーソックスが必要であればそれもお持ちください。木綿は不可、Smartwool可。
登山靴 厚手で脛までの長さがあるもの。アイゼンが装備できる登山用ブーツで凹凸加工の靴底、つま先強化機能のあるもの。ビニール製で高山用のライナーが必須。
ゲートル 膝までの長さでナイロン・テープで止めるもの
ファスナーやスナップ止めは不可
軽量の靴 サンダル、あるいは軽めの靴は浅瀬を渡ったりベースキャンプで使用する靴として便利です。
ヘッドランプ 懐中電灯は不可。予備の電池と電球もお持ちください。
水筒 (1L)
日焼け止め SPF 50以上のもの
リップクリーム SPF 15以上のもの
救急セット 医師に処方された薬、携行が必要な薬があれば、お持ちください。
行動食 それぞれに必要と思われるサプリメントやトレイルミックス、飴など(重さ10lbs (4kg)まで)
粉末飲料 Gatorade、Kool-aid、Tangなど
ウェットティッシュ
ごみ袋 大きめで厚手のビニール袋を3枚ほど
洗面用具 歯ブラシ、歯磨き粉、トイレットペーパーなど

免責事項:
ガイドは参加者の安全を最優先に考えます。そのため、参加者の健康状態、技術レベル、体力レベル、装備や天候条件により、安全に登山ができないと判断した場合には、行程の中止を決定することがあります。