アコンカグア山(標高 6,962m) 登山

アンデス山脈に位置するアコンカグア山は、南米最高峰で、ヒマラヤを除けば世界で最も高い山です。AAGM認定ガイドのパブロ(Pablo)が20日間の理想的な登頂ツアーをご案内します。標高6,962mへの挑戦には、登山の技術よりも、高地での高い体力レベルが要求されます。

アコンカグア山(標高 6,962m) 登山
  • 15日以上
    15日以上
  • 2
    「中級」

説明

アルゼンチンの西、チリとの国境に近いアンデス山脈に位置するアコンカグア山は標高6,962mで、七大陸最高峰の1つ南米大陸でもっとも高くヒマラヤに次ぐ高山です。

北西の尾根からの登頂ルートは、ノーマルルート(the Normal Route)と呼ばれ世界中の登山家に知られています。このルートは技術的には難しくはありませんが、高度があり天候も変わりやすいために高い体力レベルが必要となります。

そのため通常の18日の行程に2日ほど予備日を追加して、天候などの状況に対応し、さらに十分な高度順応を行うことができます。登頂を成功させるために、ガイドは参加者の方々の栄養に気を配り、高性能食、自然食をご提供します。

旅はメンドーサ(Mendoza)の町から始まり、3つのステージに分かれます。第1段階は、まずラバの広場(Plaza de Mulas)と呼ばれるベースキャンプに行くこと。重たい荷物はラバの背に乗せて、アコンカグア公園の入口からオルコネス渓谷(Horcones valley)を抜けて行きます。第2段階は、ベースキャンプでの高度順応です。毎日高度を上げてトレッキングをし、1日の終わりにはベースキャンプまで戻って夜を過ごします。そして、最後の段階はいよいよ登頂です。ベースキャンプからは6~9日を要します。

旅の間の宿泊はメンドーサの3つ星ホテル、そして登頂の前日はペニテンテス(Penitentes)の山小屋になります。山中のコンフルエンシア(Confluencia)とラバの広場のベースキャンプでは、設備が整った食堂があり2名用のテントに宿泊できます。ハイキャンプでは2名用のテントのみを使用します。

この登山は困難ではありますが、挑戦し甲斐があります。山頂からは、チリ側、アルゼンチン側両方の中央アンデス山脈の息をのむような風景を見ることが出来ます


Pablo

EPGAMT
profile-pablo
資格:アルゼンチン高山・トレッキングガイド学校(EPGAMT)認定ガイド
居住地:メンドーサ、アルゼンチン

私はEPGAMT認定ガイドでもあり、アルゼンチンのメンドーサに住んでいます。

ガイドは10年以上行っており、特にアルゼンチン、ボリビアそしてチリの高山を専門に登っています。アコンカグア山の遠征は過去何度も経験していて、すでに30回ほどパーティーを引率しています。

以前はイタリアとブラジルに住んでいたので、何か国語かを話すことが出来ます。そのため世界の様々な場所から訪れるグループに対して、それぞれのご要望を理解して、アンデスのマウンテン・スポーツをこころから楽しんでいただけるよう独特なツアーをご提供することが可能です。日本からのお客様をガイドしたこともあります。

山岳ガイド以外では、私はこの地域のワイン・ツアーを行っています。料理や有機農法、持続可能な開発や環境に配備した建設技術などに大変興味を持っています。


データ:

時期 11月- 3月
期間 18 日間 – 17 日泊 (+ 2日 予備日)
技術レベル ノーマルルートを通っての登頂は、技術的には難しいものではありません。岩壁を登ったりアイスクライミングをすることもなく、頂上までトレッキングポールを使ってゆくことが出来ます。過去にフィックスロープを使った登山をしたことがあるかどうかは必須ではありません。傾斜は35度より急なところはありませんが、アイゼンやアイスピッケルを使う箇所があるかもしれません。
体力レベル アコンカグア登山で最も考慮しなければならないのは、高度です。アプローチと高度順応の段階では1日6-8時間しっかり歩ける十分な体力が求められます。
最後のハイキャンプと山頂の間を往復する際は、トレーニングと順応の結果にもよりますが、12時間以上歩くことも考えられます。
アコンカグア登山に年齢制限はありません。登頂に成功する方々の中には65歳以上の方もたくさんいらっしゃいます。
経験値 登山中の天候条件が、非常に厳しくなると予想されます。高度登山の経験があることが望ましいです。
言語レベル 皆さんの安全を守って目的を達成するためには、基本的なコミュニケーションを円滑にとることがとても重要です。

英語の基本的な指示を理解すること、ご自身の感じていることや問題がおこったときにそれを表現できるレベルが必要です。

人数 参加者3名につきガイド1名
天候 高度での天候条件は非常に厳しいものです。行程の最初の半分の気温は、夜は-5℃、日中は20℃にまでなります。登頂日の気温は-25℃まで下がる可能性があります。中央アンデス山脈の気候はとても乾燥していて風が強いです。湿度は20%を超えることはまずありませんが、風速が時速100kmになるほど強風の日もあります。
保険 各人が救助費用もカバーした医療および傷害保険に加入することが、このツアーのお申込みには必須となっています。
料金 1 名 – 9,000 米ドル
2 名 – 5,400 米ドル / 人
3 名 – 5,200 米ドル / 人
4 名 – 5,000 米ドル / 人
5 名 – 4,700 米ドル / 人
6 名 – 4,500 米ドル / 人
7 名 – 4,300 米ドル / 人
8 名 – 4,000 米ドル / 人料金に含まれるもの:

  • 移動費(空港-メンドーサのホテル、メンドーサ-ペニテンテス、ペニテンテス-オルコネス、オルコネス-メンドーサ)
  • 公認登山ガイド料金 (3-4名につき1名のガイド)
  • コンフルエンシアとラバの広場まで、1人30kgまでの個人装備を運ぶラバの運搬費用 ‐ ラバの背に乗せるのに適したカバンに入れる必要があります。
  • グループ用の装備をハイキャプまで運ぶポーターの費用(テント、調理器具、燃料) ‐ 必要であれば個人でもポーターを頼むことができます。
  • メンドーサでの2泊、ペニテンテスでの1泊のホテル代
  • 行程に記述があるように、ツアー中全ての食事 ‐ 山での食事は手作りの高栄養食・自然食になります。ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーの食事も対応可能です。

料金に含まれないもの:

  • アコンカグア州立公園への入山許可証
  • 個人的な装備
  • 救助費用、あるいは途中で遠征を断念した場合にかかる費用
  • 個人の保険
  • メンドーサに予定より早く戻るために必要となった場合の宿泊費
  • メンドーサでの食事
  • チップ

 

行程:

詳細 宿泊 高度差・歩行時間
1日目 メンドーサに到着(標高:760m)
空港で集合してホテルに向かいます。到着後、ガイドとツアーについてのミーティングを行い装備に不足がないかどうかの確認を行います。空港からホテルまでの移動費、ホテル宿泊費はツアーに含まれます。
三ツ星ホテル ---
2日目 メンドーサからペニテンテス(標高: 2,700m)へ移動
ガイドが入山許可を取得するお手伝いをします。その後、ペニテンテス村に車で移動し荷物をラバに乗せて運ぶ準備をします。メンドーサからペニテンテスまでの移動、宿泊・食事つき
山小屋 ---
3日目 ペニテンテスからコンフルエンシア(標高: 3,400m)に移動
ペニテンテスからオルコネスまでの短い距離を移動してアコンカグア公園に入ります。固有種の鳥たちを多くみることができるオルコネスのラグーンを通ってコンフルエンシア・キャンプまでトレッキングします。
ペニテンテス-オルコネスのラグーン間のラバによる荷物運搬費(1人30キロまで)、3食付き
コンフルエンシア・キャンプのテント +700m / 3-4時間
4日目 コンフルエンシアからプラザ・フランシアまで高度順応のトレッキングをして、雄大なアコンカグアの南壁を眺めます。そのあとコンフルエンシアへ戻ります。3食付き。 コンフルエンシア・キャンプのテント泊 +600m / -600m / 7-8時間
5日目 コンフルエンシアからラバの広場ベースキャンプ(標高:4,250m)までトレッキングします。標高5,000m級の山頂に囲まれた、乾燥して色鮮やかな美しい渓谷、プラヤ・アンチャ(Playa Ancha)を抜けてゆきます。ラバの広場は完全設備のアコンカグア最大のベースキャンプで、アコンカグアの西壁の麓に位置しています。3食付き ラバの広場ベースキャンプのテント泊 +850m / 8-9時間
6日目 ラバの広場での休息日です。この日は体調を整えたり、ハイキャンプに持っていく装備の点検を行ったりします。
健康診断、3食付き。
ラバの広場ベースキャンプのテント泊 ---
7日目 高度順応のためボネテ山(標高:5,000m)に登ります。山頂からは、アコンカグアの西壁、そしてこれから私たちが登ることになるルートを眺めることが出来ます。3食付き。 ラバの広場ベースキャンプのテント泊 +750m / -750m / 7-8時間
8日目 プラザ・カナダ(標高:4,900m)まで装備を運びます。6kgの食料と装備を私たちの最初のハイキャンプになるプラザ・カナダに運び、ラバの広場に戻ります。3食付き。 ラバの広場ベースキャンプのテント泊 +650m / -650m/ 7時間
9日目 ラバの広場での休息日です。この日はアコンカグア登頂出発前に、装備を整えてエネルギーをチャージするために重要な日です。3食付き。 ラバの広場ベースキャンプのテント泊 ---
10日目 プラザ・カナダ(標高:4,900m)に登ります。高度順応のステージは終了し、頂上への挑戦が始まります!この日から、天候や私たちをとりまく自然環境が、高度が上がるたびより一層厳しくなってきます。グループ用の装備を運ぶポーター費用、3食付き。 プラザ・カナダのテント泊 +650m / 3-4時間
11日目 ニド・デ・コンドレス(Nido de Cóndores: 標高5,500m)に登ります。ここは私たちにとって2番目に標高が高いキャンプになります。ニド・デ・コンドレスから見える風景は、果てしなく連なる山々と地平線だけです。グループ用の装備を運ぶポーター費用、3食付き。 ニド・デ・コンドレスキャンプ泊 +600m / 4-5時間
12日目 コレラ・キャンプ(Cólera Camp: 標高 6,000m)まで荷物運搬。.
この日は、コレラ・キャンプで必要となる食料や装備を運ぶための登山になります。運搬後、ニド・デ・コンドレスまで再び戻ります。3食付き。
ニド・デ・コンドレスキャンプのテント泊 +500m / -500m / 6時間
13日目 コレラ・キャンプへの登山。到着したら翌日の登頂の準備を始めます。ガイドが参加者の体調や体力レベルをチェックし、高度順応が正しくできているか、登頂するための十分な気力が備わっているかを確認します。
グループ用の装備を運ぶポーター費用、3食付き。
コレラ・キャンプのテント泊 +500m / 4時間
14日目 いよいよアコンカグア登頂日です!
14日目、標高6,962mの山頂を目指します。夜明け前に出発して、インディペンデンシア小屋(Independencia refuge)までアコンカグアの北壁を行きます。そこから、ポルテズエロ・デル・ヴィエント(Portezuelo del Viento)を横切って、カナリータ(Canaleta)と呼ばれる場所まで、山の西壁に向かって水平に横断してゆきます。ここから山頂まではもうすぐそこのように思えます!ですが、私たちはまだグアナコ(Guanaco)の尾根を越え、アコンカグアの頂上まではもう少し行かなければなりません。山頂からは、息をのむような中央アンデス山脈の山々を存分に眺めることが出来、アメリカ大陸を踏みしめている感覚を味わうことができます。そしてまた夜を過ごすコレラ・キャンプまで下山を始めます。3食付き。
コレラ・キャンプのテント泊 +962m / -962m / 12-14時間
15日目 ラバの広場ベースキャンプまで下山します。コレラのキャンプを撤収して、快適で設備の整ったラバの広場ベースキャンプまで降ります。
グループ用の装備運搬費用、3食付き。
ラバの広場ベースキャンプのテント泊 -1,750m / 3-4 時間
16日目 メンドーサの町に戻ります。ラバの背に乗せて運ぶ荷物を送りだしたら、アコンカグア公園の出口であるオルコネス渓谷までのトレッキングに出発します。専用車が待機していますので、それに乗ってメンドーサに戻ります。
ラバによる運搬費用、オルコネスからメンドーサまでの移動費用、朝食・昼食付き。
メンドサーの三ツ星ホテル泊 -1,550m / 6-8時間
17日目 ホテルで朝食をとり、ツアーは終了です。
18 -20日目 悪天候や不測の事態が起こって行程を調整しなければならない時のための予備日です。
テントでの宿泊、3食付き。

 

装備リスト:

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装備名 詳細
フットウェア
合成繊維のインナー・ソックス 1足 ポリプロピレン製
中長のトレッキング用ソックス 2 足
厚手の登山用ソックス 2 足 スマートウール、あるいは同等のもの
登山靴 移動中や低地での高度順応のための登山でも使用できるものが良いでしょう。
下着
トレッキング用ズボン 薄手のものをご用意ください。
サンダル 必須ではありません。
ボトムス
薄手のズボン インナーの長ズボン (ロングジョン) Capilene, Ice breaker pantsか同等のもの
登山用長ズボン ソフトシェル・パンツであればなお良い
薄手のフリース・ズボン Polartec 100 シリーズなど
耐水性ズボン Goretex, Conduit, HyVent か同等のもの
ゲートル
トップス
半袖のインナーシャツ 1-2枚 Dry fit, power-dry か同等のもの
長袖のインナーシャツ 1-2枚 Capilene, Ice breakerか同等のもの
フリース・ジャケット Windstopper, soft shell か同等のもの
ダウン・パーカー フード付きのものPrimaloft など
耐水性ジャケット Goretex, Conduit, HyVent か同等のもの
ヘッド
日よけ帽
ビーニー帽(つばなしの帽子) ウール、あるいはフリース
薄手のバラクラバ(目だし帽)
サングラス 良質な登山用のサングラス(カテゴリー3か4: Cebé, Julbo, Bollé, optitechなど)
日焼け止め SPF 50
スキー用ゴーグル カテゴリー3か4
ハンズ
薄手のインナーグローブ ポリプロピレン製
フリース・グローブ Windstopper, Windbloc, soft shell か同等のもの
ミトン ダウンかPrimaloftなど
遠征用の装備
寝袋 気温 –20/-30℃で使用可能なもの
スリーピングマット Ridge-rest, therm-a-rest か同等のもの
3本の水筒 Nalgeneなど
ヘッドランプ 予備の電池も
保温性の水筒 ステンレス製
ポケットナイフ Victorinox, Leatherman toolか同等のもの
個人用ケア用品
携帯用トイレ Nalgene の女性用ファンネルなど
技術的な装備
リュック 容量70 リッター
高山用登山靴 Spantik, Baruntse, Olimpus, Phantom 6000か同等のもの
トレッキング・ポール
アイゼン
登山用アイスピック 長さのあるもの
登山用ヘルメット
ダッフル・バッグ ラバの背に乗せて運ぶ装備を入れるため